Netflix_ザ・プレイリスト The Playlist
https://www.youtube.com/watch?v=VtvfbGRDJbY
「ザ・プレイリスト」は、無料かつ合法の音楽ストリーミングサービスを世界に向けて提供し、業界全体に革命を起こしたスウェーデンの若きIT起業家ダニエル・エクと、彼の協力パートナーたちの物語。小さな企業が、世界中の人が音楽を聞けるようにする方法を考案し、現状を打破しようとするとき、確固たる信念や、不屈の意志、人とのつながり、そして大きな夢を持つことがいかに大切かを描きます。
SpotifyもNetflixも両方大好きな自分としては「待ってました!」の配信開始
別名でやるのかと思ったら、企業名も人物名も実名でやってきた
第一話。ダニエル・エク(創業者)・・・見た目もキャラもこういう人なんだろうけど、ドラマとしては魅力がもう少しほしいと思う
第二話。ソニースウェーデンの社長・・・当時44歳。ビジネスの責任、音楽への愛、社員への愛、ある良いおっさん。やはりこの辺に共感してしまう。(見た目がちょっとウォルターホワイト風)
第三話。著作権弁護士。古典的なプロフェッショナルファームからディスラプトの道へ。「プレイリスト」という言葉の意味が明かされる終盤付近のシーンはビジネスモデル創造の神話で、本当なのかどうか分からないが、面白くなってきた感がある。(このネックレスの話くらいの脚色ができるなら、第一話もう少し頑張ればいいのに、と思った)
第四話。プログラマー、技術者の物語。ビジネスの事はわからないが、意外なことに、テクノロジーだけでなく、プログラマーが、ある種のイデオロギーに染まっている。
第五話。パートナー。ダニエル・エクの相棒のはちゃめちゃな相棒。ピーター・ティールとの面会が良かった。
第六話。アーティスト。これはiMDBで1点がつきまくっている問題エピソード。プラットフォーム企業を批判する切り口はいいとしても、なんだか無茶苦茶すぎて、もう少しエスプリが欲しかった気がする。Netflixというプラットフォームでこれをやっちゃう自分達、に酔ってしまっている気もした。
全体に、一話45分、全6話でサクサク見られるのは良かったし、群像劇風の仕立ても悪くないけれど、結局主題はなんだったのかはよく分からず。あとは主役のはずのダニエル・エクがどうしても魅力に欠けるので、「ドラマ」としては苦しいと思った。
「のめり込んだ」感覚はないけれど、あっという間に見れた、という珍しい作品だった。
業界をディスラプトした起業家が、さまざまな人の助けを借りつつ、デジタル化のタイミングで寡占プラットフォームを作り上げ、大きな個人資産とトロフィーワイフを得たものの、周りは銀行家と政治家ばかりになり、アーティストたちからは敵視されている
2022/10/18